FP1級の過去問を解こう(2025年1月)「サスティナブル成長率」

株価 FP

今回のテーマは、「サスティナブル成長率」である。

それでは、「ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級 学科試験<基礎編>(2025年1月26日実施)」で出題された過去問にチャレンジしてみよう。

ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級 学科試験<基礎編>(2025年1月26日実施)《問20》

《問20》 下記の〈資料〉から算出されるサスティナブル成長率として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、自己資本の額は純資産の額と同額であるものとし、計算結果は
表示単位の小数点以下第3位を四捨五入すること。

1) 4.06%
2) 5.60%
3) 5.99%
4) 10.40%

正解:1

サスティナブル成長率
内部留保と利益率から今後の成長率を予測する指標である。

サスティナブル成長率=ROE×内部留保率
         = ROE×(1-配当性向)

ROE(自己資本利益率)とは
自己資本を使ってどれだけ最終利益を上げているのかを見る指標。その会社の収益力を表す。

自己資本利益率(%)(ROE)=$\frac{当期純利益}{自己資本}$ × 100

なお、「純資産=自己資産」であるとき、次の算式が成り立つ。

ROE=$\frac{PBR}{PER}$ × 100

株価純資産倍率(PBR)とは
株価が1株あたり純資産の何倍まで買われているかを見る指標。株価の割安・割高の一般的な判断基準となる。

株価純資産倍率(倍)(PBR) =$\frac{株価}{1株あたり純資産(BPS)}$

株価収益率(倍)(PER)とは
株価が1株あたり利益の何倍まで買われているかを見る指標。株価の割安・割高の一般的な判断基準となる。

株価収益率(倍)(PER) =$\frac{株価}{1株あたり当期純利益(EPS)}$

配当性向とは
当期純利益に対する年間配当金の割合を示す。数値が高いほど、利益還元の度合いが高い。
なお、株主に還元せず、会社に留保する割合を内部留保率という。

配当性向(%)=$\frac{年間配当金}{当期純利益}×100$
内部留保率= 1-配当性向

設問の数値を算式にあてはめると、

ROE=$\frac{0.8}{12.80}$ = 0.0625

サスティナブル成長率=0.0625 ×(1-0.35) = 0.040625 × 100 =4.06%(小数点以下第3位を四捨五入)

コメント

タイトルとURLをコピーしました