今回のテーマは、「シャープレシオ」である。
それでは、「ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級 学科試験(2024年5月26日実施)」で出題された過去問にチャレンジしてみよう。
ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級 学科試験(2024年5月26日実施)問題29
問題 29
下記<資料>に基づくファンドAとファンドBの過去5年間の運用パフォーマンスの比較評価に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句または数値の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
1.(ア)2.0 (イ)ファンドA
2.(ア)2.0 (イ)ファンドB
3.(ア)2.5 (イ)ファンドA
4.(ア)2.5 (イ)ファンドB
一般社団法人 金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級 学科試験(2024年5月26日実施)
それでは、問題を検討していこう。
シャープレシオとは
リスクをとったことにより、どれだけ効率よく収益を上げられたかをみる指標である。数値が大きいほど効率よく収益を上げられたと評価できる。
シャープレシオ=$\frac{ポートフォリオの収益率ー無リスク金利}{ポートフォリオの標準偏差}$
である。
ファンドAのシャープレシオ=$\frac{4.0%ー1.0%}{1.5%}=2.0$
となる。
ファンドBのシャープレシオ=$\frac{10.0%ー1.0%}{4.0%}=2.25$
となる。
したがって、シャープレシオの値の大きいファンドBの方が、効率的な運用であったと判断される。
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