FP3級の過去問を解こう(2024年5月)「ライフプランニングと資金計画」

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今回のテーマは、「ライフプランニングと資金計画」である。

それでは、「ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級 学科試験(2024年5月26日実施)」で出題された過去問にチャレンジしてみよう。

ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級 学科試験(2024年5月26日実施)【第2問】

【第2問】 次の各文章((31)~(32))の( )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組合せを1)~3)のなかから選びなさい。

(31) 一定の利率で複利運用しながら一定期間経過後に目標とする額を得るために必要な
毎年の積立額を試算する際、目標とする額に乗じる係数は、( )である。
1) 現価係数
2) 資本回収係数
3) 減債基金係数

(32) 全国健康保険協会管掌健康保険の傷病手当金の支給期間は、同一の傷病に関して、その支給開始日から通算して最長で( )である。
1) 1年
2) 1年6カ月
3) 2年

一般社団法人 金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級 学科試験(2024年5月26日実施)問題指示文一部改変

正解:(31) 3)(32)  2)

それでは、問題を検討していこう。

(31) 3)

6つの係数

終価係数 現在の額を一定の利率で運用した場合の将来の額を求める。

現価係数 将来の必要金額を得るために、一定の利率で運用する場合の現在の必要金額を求める。

年金終価係数 毎年の積立額から将来の積立合計額を求める。

減債基金係数 目標額を貯めるために必要な毎年の積立額を求める。

年金現価係数 目標の年金額を受け取るために必要な年金原資を求める。

資本回収係数 保有資金額を毎年の年金として受け取れる額を求める。

(32)  2)

同一の傷病について、支給を開始した日から通算して1年6ヵ月給付される。

なお、以下の条件をすべて満たす必要がある。被保険者のみが対象。

  • 業務外の病気やケガで療養中であること。
  • 療養のための労務不能であること。
  • 4日以上仕事を休んでいること。
    療養のために仕事を休み始めた日から連続した3日間(待期期間)を除いて、4日目から支給対象。
  • 給与の支払いがないこと。
    ただし、給与が一部だけ支給されている場合は、傷病手当金から給与支給分を減額して支給される。

(参考)全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)のホームページ(傷病手当金について)

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