FP1級の過去問を解こう(2025年9月)「6つの係数」

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今回のテーマは、「6つの係数」である。

それでは、「ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級 学科試験<基礎編>(2025年9月14日実施)」で出題された過去問にチャレンジしてみよう。

ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級 学科試験<基礎編>(2025年9月14日実施)《問1》

一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級 学科試験<基礎編>(2025年9月14日実施)

正解:2

6つの係数

終価係数 現在の額を一定の利率で運用した場合の将来の額を求める。
現価係数 将来の必要金額を得るために、一定の利率で運用する場合の現在の必要金額を求める。
年金終価係数 毎年の積立額から将来の積立合計額を求める。
減債基金係数 目標額を貯めるために必要な毎年の積立額を求める。
年金現価係数 目標の年金額を受け取るために必要な年金原資を求める。
資本回収係数 保有資金額を毎年の年金として受け取れる額を求める。

6つの係数の逆数

一時金運用の将来&現在を計算 終価係数&現価係数
積立て運用の将来&現在を計算 年金終価係数&減債基金係数
取崩し運用の将来&現在を計算 資本回収係数&年金現価係数

それでは、問題を検討していこう。

毎年60万円を20年間、運用しながら取り崩す場合、年金現価係数を使う。

60万円 × 16.3514 = 981.084万円

981.084万円にするために、15年間の毎年の積立額を求めるには、減債基金係数を使う。

981.084万円× 0.0578 = 56.7066・・万円 ≒ 57万円(万円未満切上げ)

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