【FP1級】2026年1月「各種生命保険の一般的な商品性」

生命保険 FP

今回のテーマは、「各種生命保険の一般的な商品性」である。

ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級 学科試験<基礎編>(2026年1月25日実施)《問10》

《問10》 各種生命保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、適切なものはいくつあるか。
(a) 逓減定期保険は、保険期間の経過に伴って所定の割合で保険料が逓減していくが、保険金額は保険期間を通じて一定である。
(b) 学資(こども)保険は、契約者(=保険料負担者)および被保険者を親、保険金受取人を子とする生命保険であり、保険期間中に親が死亡した場合、通常、以後の保険料の払込みが免除され、子は進学時等において祝金(学資金)を受け取ることができる。
(c) 低解約返戻金型終身保険は、保険料払込期間中の一定期間における解約返戻金額および死亡保険金額が通常の終身保険に比べて低く抑えられているため、割安な保険料が設定されているが、低解約返戻金期間満了後は通常の終身保険の解約返戻金額および死亡保険金額と同じ水準になる。
1) 1つ
2) 2つ
3) 3つ
4) 0(なし)

ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級 学科試験<基礎編>(2026年1月25日実施)

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正解は 4 です。

【前提知識】

  • 逓減定期保険
  • 学資(こども)保険
  • 低解約返戻金型終身保険

それでは、各肢を検討していこう。

(a) 誤り。

逓減定期保険の仕組みは、正しくは以下の通りである。

  • 保険金額: 保険期間の経過とともに、段階的(または一定の割合)に減少(逓減)していく。
  • 保険料: 保険期間を通じて一定(不変)であるのが一般的である。

💡 覚えておきたいポイント


  1. 目的: 主に「遺族の必要保障額」が時間の経過とともに減っていく(子供の成長や住宅ローンの返済が進むなど)合理的な形に合わせて設計されている。
  2. メリット: 保険金額が減っていく分、最初から最後まで保険金額が変わらない「平準定期保険」に比べて、保険料が割安に設定されている。

(b) 誤り。

学資保険の一般的な契約形態は以下の通りである。

  • 契約者: 親(または祖父母)
  • 被保険者:
  • 受取人: 親(または子)

💡 ここがポイント

学資保険は「子供の教育資金」を準備するための保険であるため、被保険者(保険の対象となる人)は「子」とするのが一般的である。

(c)誤り。

💡 ここがポイント

低解約返戻金型であっても、死亡保険金額は払込期間中も削減されない 通常の終身保険と同じく、契約時から設定された満額の保険金が支払われる。

なお、解約返戻金のみが払込期間中に低く(通常時の約70%程度など)抑えられている。その分、月々の保険料が割安に設定されている。


(解法のポイント)
細かい事項まで問われており、やや難しい出題である。
(b):誰が「被保険者」になるのかという点は引っかけとして出やすい部分である。
(c):「死亡保険金額」の扱いが、試験で非常に間違いやすい部分である。

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