FP2級の過去問を解こう(2025年5月)「固定利付債券の利回り」

FP

今回のテーマは、「固定利付債券の利回り」である。

それでは、「ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級 学科試験(2025年5月25日実施)」で出題された過去問にチャレンジしてみよう。

ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級 学科試験(2025年5月25日実施)問題24

問題 24
表面利率が1.0%、償還までの残存期間が10年の固定利付債券を額面100円当たり97円で購入し、購入から5年後に額面100円当たり98.5円で売却した場合の所有期間利回り(単利・年率)として、最も適切なものはどれか。なお、手数料、経過利子、税金等は考慮しないものとし、計算結果は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入するものとする。
1. 0.71%
2. 0.72%
3. 1.32%
4. 1.34%

正解:4

設問を検討していこう。

所有期間利回り(%) = $\frac{利率+\frac{償還価格-購入価格}{償還期限}}{購入価格} ×100$

債券を時価(市場価格)で買い付け、償還期限まで保有せず中途売却する場合において、購入価格に対する収益の割合(1年間に受け取る利子と1年あたりの売却差損益の合計)をいう。
設問の数値をあてはめると、

$\frac{1+\frac{98.5-97}{5}}{97} ×100$ =1.34%

答え: 1.34%

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