【FP2級】CBT試験問題・2026年5月公表分・学科「6つの係数」

FP

今回のテーマは、「6つの係数」である。

CBT試験問題・2級 学科試験(2026 年5月公表分)

問1
ライフプランの作成の際に活用される各種係数に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1) 現在保有する資金を一定期間、一定の利率で複利運用した場合の一定期間経過後の元利合計額を試算する際、現在保有する資金の額に乗じる係数は、現価係数である。
2) 毎年一定の積立額を一定期間、一定の利率で複利運用した場合の一定期間経過後の元利合計額を試算する際、毎年の積立額に乗じる係数は、年金現価係数である。
3) 一定の利率で複利運用しながら一定期間経過後に目標とする額を得るために必要な毎年一定の積立額を試算する際、目標とする額に乗じる係数は、減債基金係数である。
4) 一定の利率で複利運用しながら一定期間、毎年一定金額を受け取るために必要な元本を試算する際、毎年受け取りたい金額に乗じる係数は、資本回収係数である。

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正解は3です。

【前提知識】

6つの係数

終価係数 現在の額を一定の利率で運用した場合の将来の額を求める。
現価係数 将来の必要金額を得るために、一定の利率で運用する場合の現在の必要金額を求める。
年金終価係数 毎年の積立額から将来の積立合計額を求める。
減債基金係数 目標額を貯めるために必要な毎年の積立額を求める。
年金現価係数 目標の年金額を受け取るために必要な年金原資を求める。
資本回収係数 保有資金額を毎年の年金として受け取れる額を求める。

6つの係数の逆数

一時金運用の将来&現在を計算 終価係数&現価係数
積立て運用の将来&現在を計算 年金終価係数&減債基金係数
取崩し運用の将来&現在を計算 資本回収係数&年金現価係数


1 誤り。

終価係数

  • 現在の資金を元手に、一定期間複利運用した後の将来の額(元利合計)を求める場合に使う。
  • 算式:現在の手元資金 $\times$ 終価係数 = 将来の元利合計
(覚え方のコツ)
終わりの金額(将来の額)を求めるなら「終価係数」
現在の金額(元本)を求めるなら「現価係数」

2 誤り。

年金終価係数

  • 毎年積み立てて、一定期間複利運用した後の将来の合計額(積立総額)を求める場合に使う。
  • 算式:毎年の積立額 $\times$ 年金終価係数 = 将来の積立総額
(覚え方のコツ)
毎年積み立てて、最後(終わり)にいくらになるか? → 年金終価係数
毎年受け取るために、今(現在)いくら必要か? → 年金現価係数

3 正しい。

減債基金係数

  • 将来の目標額を達成するために、毎年いくら積み立てればよいかを求める場合に使う。
  • 算式:将来の目標額 $\times$ 減債基金係数 = 毎年の積立額
「年金終価係数」との関係で覚えよう!
減債基金係数と年金終価係数は逆数の関係にある。
年金終価係数:毎年の積立額から、将来のゴールを求める
減債基金係数:将来のゴールから、毎年の積立額を求める

4 誤り。

年金現価係数

  • 将来、毎年一定額を受け取るために、今いくらの元本(原資)が必要かを求める場合に使う。
  • 算式:毎年受け取りたい金額 $\times$ 年金現価係数 = 必要な元本
「資本回収」のイメージ
投資した「資本」を、毎年「回収」していく、あるいは借りたお金を毎年返済して「回収」される、というイメージ。「今ある(借りている)まとまったお金を、毎年いくらずつに切り分けるか」ときに資本回収係数を使う。

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