今回のテーマは、「わが国の経済指標」である。
《問16》 わが国の経済指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1) 総務省が公表する消費者物価指数(CPI)は、全国の世帯が購入する家計に係る財
やサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定した指標であり、その算出対象となる財には、原油などの原材料、電気部品などの中間財、建設機械などの設備機械は含まれていない。
2) 厚生労働省が公表する有効求人倍率は、月間有効求人数を月間有効求職者数で除して求められる指標であり、内閣府が公表する景気動向指数の先行系列に採用されている。
3) 経済産業省が公表する鉱工業指数は、鉱工業製品を生産する国内の事業所における生産、出荷、在庫に係る諸活動の動向を把握することを目的とした指標であり、このうち生産指数は、内閣府が公表する景気動向指数の遅行系列に採用されている。
4) 業況判断DIは、日本銀行が公表する全国企業短期経済観測調査(短観)の調査項目のうち、企業の業況についての調査結果を指数化したものであり、「良い」「さほど良くない」「悪い」の3つの選択肢から「良い」と回答した企業数の全回答企業数に占める割合を示している。
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正解は 1 です。
【前提知識】
・消費者物価指数(CPI)
・有効求人倍率
・鉱工業指数
・業況判断DI
1 正しい。
消費者物価指数(CPI): 全国の「世帯(消費者)」が購入する財やサービス。
含まれないもの: 原油(原材料)、電気部品(中間財)、建設機械(設備機械)などは、すべて企業の間で取引されるもの(企業間取引)であるため、CPIには含まれない。
これらは、日本銀行が公表する「企業物価指数(CGPI)」の対象となる代表例である。
2 誤り。
有効求人倍率(除パート)は、景気の動きとほぼ同時に動く「一致系列」に採用されている。
ちなみに、新規求人倍率であれば「先行系列」に採用されている。
3 誤り。
鉱工業生産指数は、景気の動きとほぼ同時に動く「一致系列」に採用されている。
生産活動が活発なときは、まさに今景気が良い状態を示すため、リアルタイムの景気を表す「一致系列」の代表格である。
4 誤り。
業況判断DIの算出方法
「良い」と答えた企業の割合(%) - 「悪い」と答えた企業の割合(%)
(解法のポイント)
「有効」求人倍率は、いま現在の労働市場の需給をリアルタイムに反映するため「一致系列」になると覚えておこう。


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